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高級ワイン、なぜあのワインはそんなに高いのか?ワインが高額になる7つの理由

※画像はカリフォルニアの高級ワイン「オーパスワン」


ロマネ・コンティ/モンラッシェ/オーパスワン・・・世の中には沢山の高級ワインが存在しています。中には1本数百万円なんてものもありますが、なぜ、あのワインはそんなに高いのでしょうか?

プロであるソムリエの視点からその理由について教えてもらいました。



ワインが高額になる7つの理由


当たり前のことかもしれませんが、商品の値段は製造にかかるコストと需要と供給のバランスで決まります。

ワインに関しては、以下の項目が要因になっています。


1.収穫方法

機械など使わずに人が手作業で行っている場合、人件費がかかり製造コストが上がります。ぶどうに限りませんが、ちょうどいい果実収穫のタイミングは一瞬しかありません。最高の状態で収穫するためには、ひとつひとつ目視が必要なため、手間も発生します。


2.ぶどうの木の密植度

密植度(単位面積当たりの植樹数)が高いと養分の吸収を競争しあうため、地中深くまで根をはり美味しいぶどうができると言われています。(植樹の話は、密度をあげれば良いというレベルではなく、根の張り方の考え方も栽培家により異なります。)収量をどうコントロールするかがコストに反映していくという認識をここではしてください。


3.一本あたりの実の数

美味しいぶどうを作るためには、木一本あたりの実の数を意図的に減らすことがあります。養分が分散せず集中するため、通常よりも濃いぶどうができます。当然、収穫量も減るため、実ひとつあたりのコストは大きくなります。


4.土地代

ワインに適した土壌では、産地ごとにそれぞれの格付けがされています。それらの土地代もワインの料金に反映されています。


5.輸送費

海外から日本にもってくる際の輸送代も料金に上乗せされています。


6.税金

海外のワインを日本にもってくる場合は関税が発生します。こちらもワインの料金に上乗せされています。


7.プレミア

製造原価とは関係なく、希少性やブランドイメージなどでも販売金額は変わります。そのため、販売者のマーケティング戦略によって金額も大きく変動します。


ソムリエからのコメント


上記1〜4の理由により、一般的に高級なワインの方が果実の濃縮度が上がり、味は「複雑味のあるもの」になっていく傾向があります。


また、高級なワインになると、瓶自体にも劣化を抑えるために分厚く作られていたり、偽造防止の工夫が施されていたりするそうです。(実際、高級ワインの偽物も世の中には広く流通しているとのこと。)当然、これらの瓶のコストも販売金額には上乗せされてきます。


劣化を極力防ぎ、熟成に耐えられるものにするために、「コルク」の品質も無視できません。


余談ですが、高級なワインはお店側としては売るためだけでなく、ステータスとして確保しているケースもあるんだとか。「あのワインを置いているお店なんだ」と思われること自体が格式につながるそうです。


聞き手:株式会社セレブール ゼネラルマネージャー 三沢 雄一